ゆるゆるな日々 - はてダ版

はてなダイヤリー時代の日記を移行しました。新ゆるゆるな日々はこちら→ http://petsounds.hatenablog.com/

見世物小屋

今年も酉の市の季節になりました。生憎の雨なのですが、酉の市の前夜祭が行われている新宿の花園神社に行ってきました。今年も明治通沿いの入り口の脇を入ったところに見世物小屋が立っていて、威勢の呼び込みの声が聞こえてきます。大寅興行社です。設営された小屋には蛇女などの怪しい絵が飾られ、そして異界への入り口が開いています。
新宿 花園神社昨年の見世物小屋は珍古君と小雪大夫の二人による興行で、ちょっとさびしいものでした。今年はいつものスタイルに戻っています。お峰大夫もいます。高齢のお峰大夫ですが、蠟燭の鑞を口に含んで、一気に火を放ち、最初から飛ばしてきます。いい感じです。
大蛇もいます。犬の芸や蛇がガラス板を通り抜けるマジックも見られます。蛇の皮ももらえます。今回からはギャルな風情の若手、アマゾネスぴょん子も加わり火のついた蠟燭を口に含む芸を披露します。箱に入れた板を透視する小峰大夫の超能力は初めて見るものでした。空っぽの箱から蛇のオモチャを持った小峰大夫が出てきます。お峰大夫、大活躍です。
赤い着物に黒髪の小雪大夫は鎖を鼻から口に通し、水の入ったバケツを吊るし、蛇を頭から食いちぎっています。見世物小屋界の新入りと思って見てきましたが、既に小雪大夫も貫禄も感じられます。先ほどは小峰大夫の演じた火を噴く芸を、今度はアマゾネスぴょん子が演じたりします。
見世物小屋は入り口から出口に向かう一方通行で、見ているうちに徐々に移動して、繰り返される芸を見終わったなと思ったらお金を払って出て行くシステムとなっています。ネバーエンディングな良くできたシステムです。