東京カテドラル聖マリア大聖堂

護国寺で降りて、ちゃぶ屋に行ってきました。有名店ですが、訪れるのは初めてです。平日という事でしょうか、1時を回っていたからでしょうか、比較的すいています。
フレンチな感じ？。店構えも店員の感じも。案内されて席に着きます。揃いのTシャツに頭にタオルを巻いた店員の店は引きますが、ここは違った意味で緊張します。ちゃんとした服を着てきてよかったとか。

厨房もガラス張りで丸見えです。手を抜かせないような戦略なのでしょうか。どう手を抜くか思う日々なので、この職場はきついかもしれません。
注文したのは、1996年式の醤油味のラーメンです。上品な器にです。焦がしネギがアクセントのこれまた上品なラーメンです。でもおいしいからOKです。焦がしネギ系だと新宿のはな火屋や渋谷の喜楽もいいかと思います。
歩いて、東京カテドラル聖マリア大聖堂へ。大聖堂に入るとパイプオルガンの音が響いています。調律か何かで試し弾きをしているようです。この聖堂は、空席時の残響は7秒だそうです。今日、ここにいるのは他に外国人の男性が一人だけです。まさに残響7秒の音を体験しているのです。ホール自体が楽器になっています。椅子にすわって、酔いしれます。ただで、こんな良いもん聴かせてもらっていいのかと。
荒井由実の「翳りゆく部屋」のイントロは、東京カテドラル聖マリア大聖堂の前のパイプオルガンの音です。「東京カテドラル聖マリア大聖堂録音盤」という、森田童子のライブ・アルバムもありました。
椿山荘に入って、すぐさま庭園に入って、散策しながら神田川へ。早稲田大学を抜けて戸山公園。標高44メートルの箱根山に登って降りて。この辺りはかつて陸軍施設があったそうで、その名残が今も見られます。
新宿コクーンタワー1階のブックファーストのブルースクエアカフェのギャラリースペースで「山田花子展」がささやかに行われています。漫画家の方です。自殺した方です。疎外感とそこから見えてくる人間の醜さ。読んでいました。懐かしく思います。今でもリアルです。