ゆるゆるな日々 - はてダ版

はてなダイヤリー時代の日記を移行しました。新ゆるゆるな日々はこちら→ http://petsounds.hatenablog.com/

花園神社

新宿 花園神社 見世物小屋新宿三丁目の駅で下車し地下通路をひたすら歩いて行いき、E2の出口から地上に出ようとしたら新宿熱帯魚館なる店があるのを見かけました。後ろ髪を引かれつつ、今日の目的の新宿花園神社へと参ります。酉の市の前夜祭が行われているのです。今月はいろいろわさわさとしていて都合が付かず、三の酉にしてようやくの行くことができました。
そして露店が並ぶ後ろの見世物小屋へと足を運びます。今年は入口で客引き行うのがいつものおばさんではなく、若い男女に変わっています。見世物小屋の客引きの口上は日常と異界とを繋ぐようで、独特な空気感があります。それ自体が見世物でもあります。今回は人も変わって淡白にはなりましたが、怪しげな雰囲気はあります。
中に入ると赤い着物を着た小雪さんの姿がありました。ろうそくの蝋を口に含み火を吹きます。蛇をばきばき音をならしながら食べます。おもちゃの蛇を会場に投げるのはお約束です。そのお約束も含め小雪さんに芸を伝授したお峰大夫の姿が今年はありません。舞台を進行する女性も、そしてマジックや子犬の芸を見せる女性達もいません。大蛇もいません。金運を連れてくるらしい大蛇の皮ももらえません。そのかわり珍古君と呼ばれるせんとくんの格好をした男性が司会をし、そしてマジックをしたり、プラスティネーションの人体標本や河童のミイラを見せたり、風船を飲み込んだり、鎖を鼻から口に通し、そこに水を入れたバケツをぶら下げたりする芸などをしています。鎖を鼻から口に通す芸は小雪さんがするのを何度か観ております。できれば小雪さんで観たかった気がします。
珍古君と呼ばれる男性は靖国神社のみたままつりでの見世物小屋では司会をしていた人ではないかと思います。そのときは小雪さんとデリシャスウィートスが交互に登場するものでした。風船を飲み込むのは梟さんの持ち芸ではなかったでしょうか。花園神社の見世物小屋小雪さんと珍古君の二人だけで延々と芸を繰り返しており、ちょっと痛々しくも思います。やはり消え行く芸能なのでしょうか。