ゆるゆるな日々 - はてダ版

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瀬戸内国際芸術祭(豊島)

豊島 瀬戸内国際芸術祭瀬戸内国際芸術祭の旅、2日目です。睡眠不足の上、昨日は歩きまわって疲れていたため目覚ましが鳴ったのも気づかずに寝ていました。慌てて身支度をしてホテルをチュックアウト。今日も朝からバタバタです。高知港から高速旅客船に乗り豊島の家浦港に向かいます。今日もいい天気、というか暑い。
豊島は家浦港の近くの集落、唐櫃岡や唐櫃浜の集落と豊島美術館、甲生漁港近くの集落、及びその集落間に作品が展示されています。まずは家浦港近くの民家を改造して作ったという豊島横尾美術館に行ってみました。今回の瀬戸内国際芸術祭の旅でもメインイヴェントともいえる場所です。スカイザバスハウスで模型を観ましたがその現物がありました。建物の中に入ると完成したばかりということもあって新しい畳の香りがします。横尾式トイレなるものがありmす。開けてみるとトイレなのですが周りが反射するもので覆われており自分の姿が映りこみます。落ち着いて用を足せない感じです。


豊島 瀬戸内国際芸術祭豊島ではバスでの移動となるのですがレンタサイクルという手もあるというのでそちらの方が時間など自由が効くかなと思い借りてみました。電動アシスト付き4時間1000円です。電動アシスト付きの自転車には初めて乗ったのですがこれが凄い力を発揮するのに驚きました。集落間は距離があり坂道もあるのですが軽々登っていきます。寧ろ登って来た道を下る時の方がよくぞこの坂を登って来たもんだと驚きます。いい景色も観られるしレンタサイクルは正解だったかもしれません。紫外線を浴びまくってしっかりと日焼けしてしまいましたが。


豊島 瀬戸内国際芸術祭豊島美術館も今回、楽しみにしていた場所の一つです。唐櫃岡の丘に作られた西沢立衛による建物は水滴のような曲線を描いており、大きく開いた二つの穴からは外の光や風、音が優しく入って来ます。そして内藤礼による「母型」という作品なのですが、建物の床から水が湧き水たまりとなっており、時折、水滴が床をコロコロと転がり、水たまりは形を変えていくのです。何かで水が意思をもって動いているようにも見えます。ずっとそっと眺めていたいそんな気持ちになる静かで美しい空間でした。


豊島 瀬戸内国際芸術祭
唐櫃岡で印象的だったのはジャネット・カーディフ&ジョージ・ビュレス・ミラーの「ストーム・ハウス」です。古い民家の中にいると徐々に暗くなり、雷鳴が聞こえ始め、大量の雨が窓を伝い、稲光が走り、雷の振動までもが伝わってくる、ゲリラ豪雨を疑似体験できる的な作品です。雨が上がり部屋が明るくなり、外に出てみるとリアルにいい天気だったして妙な感じです。
島キッチンにも行ってみましたが建物の中は60分待ちとなっておりましたので外でオリーブサイダーで喉を潤します。本当はビールが飲みたいところなのでしたが自転車なので飲酒運転になってしまいますので。


豊島 瀬戸内国際芸術祭甲生の集落では塩田千春の「遠い記憶」など。木製の建具を集めて作ったトンネルが雰囲気を出しています。3年前に作成されて作品ですが老朽化のために今年の公開で最後となるようです。