2011マイベスト
年末なのです。今年も勝手に恒例としているマイベストアルバムなどを選んでみます。
関心が大友良英周辺にあり、音楽だけではなく2009年に東京各所で開催された「ENSEMBLES'09/休符だらけの音楽装置」、2010年に水戸芸術館で開催された「アンサンブルズ2010―共振」などでの展示、音遊びの会との活動、一般人を交えたダブル・オーケストラなど見てきました。
今年に入ってからは1月に水戸芸術館での二つの特殊コンサート「音遊びの会」&「ダブル・オーケストラ」。そして3月に本郷教会での「ワンデイ・アンサンブルズ」。その直後に大地震、恐れていた原発事故。
妙な自粛ムードの中で東京都庁前の中央公園で行われたRCサクセションの「サマータイム・ブルース」>「サマータイム・ブルース」を歌っての花見に行ったり、縋るような気持ちで高円寺デモに参加し、その後もエネルギーシフトパレード、ツイッター有志による脱原発デモなどに出掛けたりしました。
そんな中、大友良英らを中止としたプロジェクトFUKUSHIMA!も立ち上がり、そのフェスを福島まで観に行ったりと、何かとんでもない一年だった気がします。
音楽もまともに聴けてない一年だったかも。
とりあえず10枚。順不同。
青葉市子「檻髪」
二階堂和美「にじみ」
Seun Anikulapo Kuti & Egypt80「From Africa With Fury: Rise 」
細野晴臣「HoSoNoVa」
Kate Bush / 50 Words for Snow
Gillian Welch「The Harrow & The Harvest」
突然段ボール「ありきたりの進化」
山本精一「ラプソディア」
Jad Fair & Tenniscoats「Enjoy Your Life」
Thurston Moore「Demolished Thoughts」
聴き逃しているのが大分ある気もします。最近買って聴いて、この中に入れようか悩んでいるものもあるし。こっそり変えるかもしれません。
ライヴも最近では観に行った回数が多かった一年だったかもしれません。印象に残っているのはこれ。
フェスティバルFUKUSHIMA!(福島・四季の里、あずま球場)(大友良英、坂本龍一、静寂(灰野敬二・ナスノミツル・一楽儀光)、二階堂和美、遠藤賢司など ← 見たもの)
大友良英 井の頭公園 船上ライブ
「オーケストラTOKYO- FUKUSHIMA!」(井の頭公園) (大友良英、七尾旅人、ぴかちゅう、原田郁子 ほか)
二つの特殊コンサート 「音遊びの会」& 「ダブル・オーケストラ」(坂田明、大友良英、イトケン、植村昌弘、Sachiko
M、ぴかちゅう、音遊びの会、一般応募者) (水戸芸術館)
ムーンライダーズ デビュー35周年記念 火の玉ボーイ コンサート(芝・メルパルクホール)
phew×高橋悠治、Sachiko M(渋谷・www)
第30回すみだ錦糸町河内音頭大盆踊り2011
寿フリーコンサート(横浜寿町 職安前広場)(林栄一ガトスミーティング、寿[kotobuki]、ソウル・フラワー・アコースティック・パルチザン ほか)
大友良英関連が多いか。あと野外が多いな。
天候が悪くて中止になったけど、とりあえずが川崎駅までは行ってみたFREEDOMMUNE 0 (川崎・東扇島東公園)とか印象には残ったという意味で。
聴く機会が一番多かったのはデモの場でのジンタらムータの演奏でした。
映画ではこんな感じ。
園子温「冷たい熱帯魚」
ヤン・シュヴァンクマイエル「サヴァイヴィング ライフ-夢は第二の人生-」
青山真治「東京公園」
平野勝之「監督失格」
井口昇「電人ザボーガー」
冨永昌敬 出演:倉地久美夫 ほか「庭にお願い」
渡辺文樹「金正日」
再上映ですがここに「暗やみの色」(音楽:レイ・ハラカミ、詩:谷川俊太郎、ナレーション:原田郁子、監修: 大平貴之、福江純、制作:日本科学未来館)も入れておきましょう。
芝居/ダンスは以下。
ホナガヨウコ企画×テニスコーツ「愛さないで下さい」(神楽坂・セッションハウス)
野戦之月海筆子 「汎やぽにあ民話-フクビキビクニ譚」(夢の島公園)
多角的ワークショップ&ライブ 渋さ知らズ de 怖いもの知らズ〔渋さ知らズ大衆オペラ宣言『幕乃宇宙華五目星雲の海月』〕
発見の会「復興期の精神 春と修羅場」(日暮里・d-倉庫)
アートはこんなところでしょうか。
松井冬子展(横浜美術館)
ヘンリー・ダーガー展「〜アメリカン・イノセンス。純真なる妄想が導く「非現実の王国で」」(ラフォーレ原宿)
近藤聡乃「KiyaKiya」展(市ヶ谷・ミヅマアートギャラリー)
「瀧口修造とマルセル・デュシャン」(千葉市美術館)
「ヤン&エヴァ シュヴァンクマイエル展 -映画とその周辺-」(ラフォーレ原宿)
イルコモンズ監修「アトミックラウンジ アーカイヴ展」(神保町・路地と人)、「アトミックサイト展」(東向島・現代美術製作所)
来年はどうなるのかな。