怪力類人猿
最寄りのバス停からバスに乗って、世田谷ボロ市へ。
人、多過ぎ。それは、近所ということもあって何年も前から機会があれば来ているので分かってはいます。でも、人、多過ぎ。
適当に物色して、適当に飲み食いして、離脱。
早稲田大学坪内博士記念演劇博物館に行ってきました。常設の他に「広場をつくる・広場を動かす〜日本の仮設劇場の半世紀〜展」、「第三エロチカの時代 1980〜2010解散記念展」、「時代劇映画史展」が見られます。無料です。
「時代劇映画史展」では旗本退屈男の衣装も見られます。「水戸黄門漫遊記 怪力類人猿」のポスターが凄いです。黄門様と類人猿です。子供は泣きますね。類人猿にはあの印籠が通じたのかとか気になります。
「広場をつくる・広場を動かす展」は仮設劇場という観点で組まれた興味深い展示です。紹介されているのは紅テント、新宿梁山泊、曲馬館、水族館劇場、犯罪友の会、維新派などです。いくつかは観たこと、体験したことあります。劇団ごとに特徴のある劇場の構造に関する展示も興味深いです。
入ってすぐのところには見世物小屋の看板があります。昨年末も花園神社で大寅興行社の見世物小屋を見てきましたが、これも仮設劇場なのですね。
渋谷西武百貨店のディスプレイや店内には名和晃平の作品が展示されています。ふらふらと鑑賞。西武も再びアートを取り入れる余裕が出てきたのでしょうか。そしてPARCOで五味アイコン展。
夜はユーロスペースで坂本弘道、大友良英、山川冬樹など即興やノイズの音楽家が出演する映画「We don't Care about Music Anyway」。
チラシにはドキュメンタリーと書かれていましたが、それよりは普段は目にすることのない異端の音楽家のPVといった感じではありました。監督であるフランス人から見た東京なのかもしれませんが、テーマでもある東京という街のリアリティはあまり感じませんが、大音量の上映はそれなりに気持ちのいいものです。