ドグラ・マグラ

阿佐ヶ谷へ。中杉通りを北に向かって歩き、古書の銀星舍に立ち寄ります。絶版の文庫に気になるものがあります。サブカルな音楽、映画、演劇、アート関連も趣味よく並べられています。近くに住んでいたら通ってしまいそうです。
住宅街を歩いて、宮崎駿がトトロが喜んで住みそうな懐かしい家として紹介していた古い洋風の家があった場所へ。1ヶ月前まではその家はありました。今は、屋根は落ち、柱や壁は黒く焼け、無惨な姿となってしまっています。
ラピュタ阿佐ヶ谷の地下のホール、ザムザ阿佐ヶ谷で高取英演出、J・A・シーザー音楽の月蝕歌劇団公演「幻夢ドグラ・マグラ 〜 What about Leonardo?」。気違い病院で対立する二人の博士と患者達の物語ですが、夢野久作の小説ではなくこちらはスロベニアの作家エヴァルド・フリザールの作品です。精神に異常をきたした人がステージの上でキュートにおどろおどろしく常に演じられている様子に感動します。この作品でスロバニア演劇祭にも参加するそうです。
芝居の前に行われた詩劇ライヴ「氷河の涯」も併せて見てきました。J・A・シーザーの音楽で歌い踊る劇団員女子の不条理を愉しませていただきました。おなじみの開演前の手作りおみくじの手売りもまた良しです。


有頂天のケラと「よい国」の緒川たまきの結婚にびっくり。