ナイキ公園

娑婆に出たばかりの渡辺文樹監督なのですが、早速、豊島公会堂で上映会ということなので万難を排して今日の午後は時間を空けておりました。上映実現は半信半疑というか、ほとんど信じていませんでしたが、やはりというか、豊島区から中止の要請があったとかで詳しい背景は分かりませんが、横浜に引き続き今回も中止となりました。
上映中止を知ったのが前日であったので、急に空いてしまった今日の午後をどうしようかと思案。昨夜の豪雨のせいか暑さは心地よく感じれます。とりあえず、外に出る事にしました。
渋谷駅近く宮下公園では「宮下公園をナイキ化計画から守る会」の記者会見が行われています。かつて山手線沿いのこの公園で電車の走る音を聴きながら何もせず風を感じながらただ時間を過ごしていたことが思い出されます。最近、渋谷区がここにフットサル場を作ったことで、コートをよけて隅の細い通路を歩かなくてはいけなくなってしまい、公共の場であるべき公園が一部の人にしか利用できない場になってしまっています。それに市民運動や野宿者を排除しようとする思惑も見えてきます。更にみんなの公園であるべきこの場所がナイキに占有させる計画が進められているというのです。そういう活性化もありかとも思いますが、東京にはそんなのはいくらでもあります。このままでは街がどんどんつまらないものになっていきます。
宮下公園近くののんべい横町へ。闇市の時代の名残が感じられる、映画撮影のセットみたいな空間で気に入っています。