スターハウス

赤羽駅を降りて北に向かって少し歩いた高台に赤羽八幡神社があります。境内の下を東北・北陸新幹線が通過することでも知られている神社です。


神社があるのは赤羽台と言われる武蔵野台地の北東の突端にあります。赤羽駅というか京浜東北線が台地と荒川により削られた低い土地の境界にあります。ちょっと突き出た感じの岬というべきか赤羽台八幡神社のある高台の下に新幹線を通さざるを得なかったということなのでしょうか。国家事業は神をも恐れないのかもしれません。
境内は低い土地を見渡せる場所にあり東北・北陸新幹線、併せて敷かれた並走する埼京線のみならず近くを走る京浜東北線、宇都宮線、高崎線なども一望にでき、様々な電車が観られるポイントともなっているようです。この日も子供連れの方が急な階段を登って電車を観にきておりました。


この赤羽八幡神社はエイト神社としての知られているようです。そっち方面は疎いので行ってから知ったのですが、お守りの∞マークが関ジャニ∞と似てるということでファンの方々が訪れるのだそうです。


この神社で観ておきたいのは脇の神社にある賽銭箱の隣におかれた狐様です。赤い色をしています。そう赤い狐です。


緑のたぬきは見当たりませんが境内には兎や牛もいます。妙に人に慣れた猫もいます。


赤羽駅の東側、つまり低い土地の方には狭い路地やアーケードなどちょっと空気の濃度が異なるエリアがあったりします。この辺りがいわゆる赤羽なのかもしれません。


再び赤羽駅の西側の台地方面へと行ってみます。高台には東京としては古い部類に属する大規模団地である赤羽台団地があります。かつてこの一帯は陸軍被服本廠という軍事基地があったそうです。
昭和の時代に建設された団地も老朽化が進んでおり建て替えが進んでいます。この赤羽台団地も新しい建物に変わっていっているようです。かつて8棟あったスターハウスも今では半分が取り壊されてしまっています。原宿団地のスターハウスも最近取り壊され味気ない高層の建物になってしまいました。赤羽台団地の残りのスターハウスも近々には取り壊されてしまうのでしょう。今のうちに見ておかないと。
赤羽と言えば岩淵水門だなとは思ったのですが時間も体力もなくなったのでまた次回といたしましょう。前に行ったことはあるけどね。