ゆるゆるな日々 - はてダ版

はてなダイヤリー時代の日記を移行しました。新ゆるゆるな日々はこちら→ http://petsounds.hatenablog.com/

野外劇団楽市楽座

井の頭恩賜公園西園 野外劇団楽市楽座最近はライブや映画、芝居の情報をtwitterでその情報を得る機会が多くあります。以前であれば雑誌などでチェックしていた情報を入手する媒体がネットかなり前からに移行しています。しかし情報に雑誌の編集に込められていたような思いまではなかなかつかみとれません。探せばあるのでしょうけれど情報が膨らみすぎていくら検索機能やフィーダーなどのサービスを利用してみてもいまひとつです。こちらの音楽や映画、芝居などへの関心も薄らいできてしまったということもあるのでもしれません。
twitterは編集された雑誌のように情報をある程度整理して見せてくれます。それでもきっと逃しているものを色々とあるのでしょう。実際、後になって知ってこれ観たかったのにというのも多くあります。
井の頭恩賜公園西園のジブリ美術館の裏の空き地で行われていた野外劇団楽市楽座の芝居を観てきました。この公演を知ったのもtwitterでした。場所が気になるテント小屋芝居がしばしば行われる井の頭恩賜公園だったのも興味を引かれる一因でもありました。


井の頭恩賜公園西園 野外劇団楽市楽座野外劇団楽市楽座は親子3人で日本全国を旅しながら芝居を行っているのだそうです。行ってみますと会場には屋根も壁もそして入り口もない円形のステージと板を簡単な客席が広場に設営されています。水が貯められておりその上に丸いステージが浮かんでいてゆっくりと回っています。
芝居は入場無料ですが折り紙が手渡されそれを使って気に入れば投げ先をするというシステムです。投げ銭制のステージは何度か経験はありますが、おひねりではなく本当に投げるというのは今回が初めての体験です。


井の頭恩賜公園西園 野外劇団楽市楽座役者の紅孔雀、母を訊ねるカエル、死に場所を探すフラミンゴの物語です。派手な衣装が目を引きます。3人がそれぞれ楽器を持ち生演奏も交えながらの回るステージの芝居は珍妙で可笑しくてしかし時にホロリともさせられます。何と言っても人間の力の魅力なのではないかと思います。野外だからこそ余計にそう感じられるのかもしれません。これは投げ銭をしてしましいます。


井の頭恩賜公園西園 野外劇団楽市楽座ゲストである勝井祐二の演奏が幕間で入ります。いえ幕などありませんが。回るステージで回転しながらの演奏が何ともユニークです。演奏後もちろん投げ銭をしました。