ゆるゆるな日々 - はてダ版

はてなダイヤリー時代の日記を移行しました。新ゆるゆるな日々はこちら→ http://petsounds.hatenablog.com/

J・J氏

北烏山 高源院烏山弁天池いい天気が続いています。4月の前半の雨続きの日は何だったのかと思います。自転車で出掛けることにしました。
まずは烏山寺町を巡ることに。関東大震災後に浅草、築地などにあった寺が移転してきてちょっとした寺町が北烏山にできたのだそうです。烏山寺町の北端にある高源院の敷地内には鴨池と呼ばれている池があり浮御堂が建てられ弁財天が祀られています。冬には鴨が飛来するそうですが見当たりません。もう帰ってしまったのでしょうか。亀はいます。この池は湧水によるもので枯れたことはないそうです。武蔵野台地の地下水はレキ層の中にあるのですが烏山寺町のあたりの場合はそれよりも浅いローム層の中にある宙水と呼ばれるものです。


北烏山 多聞院寺を見て廻り最後は多聞院へ。この寺の庭には石仏や仏足石が見られますが目を引くのが釈迦入滅の姿が描かれた天竺渡来石彫涅槃図という石のレリーフです。


芦花公園 世田谷文学館今日の目的地は世田谷文学館です。日本SF展や岡崎京子展など興味深い展示が続いていますが現在開催されているのは「植草甚一 スクラップ・ブック」展です。植草甚一には憧れていましたのでこれは観ないわけには行きません。
展示は膨大な量のスクラップ・ブックやノート、コレクションなどで実に素晴らしいものです。映画、文学、ジャズ、アートに対しての鋭い感覚はこうした資料の山があってのことかと思うと頭が下がります。


芦花公園 世田谷文学館展示の一番奥には植草甚一が構想していたという古書店「三歩屋」が作られたコーナーがあります。棚から本を取り出して置かれている椅子に座り読むこともできます。植草甚一が責任編集時代のワンダーランドや宝島も置かれています。こんな古書店があれば毎日通ってしまうかもしれません。


芦花公園 世田谷文学館植草甚一といえば所有していたジャズのレコードをタモリに全て譲ったという話がありますがどうなっているのでしょうか。今回の展示には協力を得られなかったのかなと気になったりもします。(名刺はありましたが。)


芦花公園 蘆花恒春園更に足を伸ばして蘆花恒春園へ。新緑がいい季節です。竹林の筍もぐんぐん伸びているようです。