さすらい姉妹

今年も上野恩賜公園の国立科学博物館前で行われたさすらい姉妹の路上芝居を観てきました。毎年、東京、横浜の寄せ場で行われているものです。できれば昨日、1月２日の渋谷の公園をぜひとも観たかったのです。毎年、渋谷駅近くの宮下公園などでは年末年始で仕事も宿もない野宿者を支援する越冬越年行動が実施されています。さすらい姉妹の芝居もその中の一部として行われてきました。しかし渋谷区は年末年始の期間公園を完全封鎖し野宿者の方々を寒空の下の追い出すという暴挙に出たのです。公園封鎖は昨年も行われ宮下公園が使えなくなりましたが近くの美竹公園に越冬越年とその支援が行われました。今年は宮下公園を含め美竹公園そして神宮通公園までも封鎖して完全締め出しを渋谷区は行ったのです。公園はすべての人に開かれているはずなのに、この不穏な空気は宮下公園のネーミングライツを民間に売り出し、そしてナイキパークに名前を変えようとした頃から始まっているようにも思えます。今年はそんな事件もあってかみやした公園前で行われた支援の輪も広がり、また芝居も路上でとり行われたようです。


さて上野恩賜公園に行ってみますとさすらい姉妹の面々が噴水のある池の周りを練り歩いて宣伝をしているところでありました。恒例の餅つきに続いて芝居「運がよけりゃ」が上演されました。


この芝居にはいつも泣かされます。野外なので寒いけど。今年もこのさすらい姉妹の芝居からのスタートです。


寒いのに屋外にいて身体が冷えきってしまったので国立科学博物館に入ってみました。


企画展で「ヨシモトコレクションの世界」がかいされております。動物の剥製がこれでもかとネオルネサンス様式の重厚な建物の中に並べられている様子には心がときめきます。