ゆるゆるな日々 - はてダ版

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唖蝉坊・知道

横浜 神奈川近代文学館爆弾低気圧がやってくるそうです。爆弾とは物騒ですが、そんな中、横浜山手の港の見える公園にある神奈川近代文学館へと行って来ました。「添田唖蝉坊・知道展 - 明治・大正のストリート・シンガー」が開催中なのです。
添田唖蝉坊と息子の知道は明治から大正にかけて辻々で弾き語る演歌師なのでした。歌われていた大衆に根ざし社会や政治への批判や風刺を込めた演歌には興味がありました。今、関心があり聴いてるような音楽にも繋がるところがあると思っています。
展示は添田唖蝉坊、知道の関連の資料などで、時代に沿って作品を紹介するものです。添田唖蝉坊、知道の作品を歌っている高田渡の直筆ノートやなぎら健壱のギターやヴァイオリンの展示、ソウルフラワー・ユニオン・モノノケ・サミットの紹介もされています。この辺りうれしいですね。
そして関連イヴェントの「土取利行・語りと弾き唄い〜唖蝉坊・知道演歌の底流にあるもの〜」を観てきました。1曲30分かかる、詳しく話していると7時間かかるとかいう添田唖蝉坊、知道に関する話を今回は省略して短くとのこと。唖蝉坊の後に知道なのですが、1時間経ってもまだ唖蝉坊の序の口です。土取利行のライヴは何年ぶりでしょうか。前に観たときは打楽器奏者ではありました。土取利行ってこんなに話す人だったのかと。でも面白い。話が止まらない。予定を超過して延長、延長で、2時間30分も。嬉しいです。なんと神奈川近代文学館も展示時間を延長。
添田唖蝉坊・知道の演歌って最近の官邸前抗議とかにも繋がるような気もします。でも見に来ている人はリタイヤした年配の人が多かったかな。もっと若い人も観に来ればいいのにね。
終わってから横浜山手散策を策略していたのですが雨です。久しぶりにフランス山も観て歩きたかったのですがね。