春の嵐

12月だというのに、変に暖かくて、どうでしょう。電車に乗ると暑くて汗だくで、萎えます。
六本木の森美術館で「小谷元彦展：幽体の知覚」。「inferno」とか、やばいよ。水が滝のように上下に動く様子を閉ざされたスクリーンの中から見る作品なのですが、上がったり下がったりの異常な気分になるものです。酔いそうです。
そして六本木ヒルズの屋上へ。風に吹き飛ばされそうになりながら、このまま吹き飛ばされたら気持いいかもとか。
バスで渋谷。3館あったはずなのに、今は1館だけになってしまったシネマライズでロウ・イエ監督の「スプリング・フィーバー」。中国でも同性愛の文化があることを知ることができます。映画はそうした性愛纏わる男女の切ない物語です。微妙な心のゆらぎは、脳味噌が硬直した排外主義の某都の知事には、理解出来ないものでしょうね。