ゆるゆるな日々 - はてダ版

はてなダイヤリー時代の日記を移行しました。新ゆるゆるな日々はこちら→ http://petsounds.hatenablog.com/

たいふう

冬のような寒さだったかと思えば、季節外れの台風。ここ数年、春や秋が短くなっているとは感じていましたが、今年は短いどころではない、というか秋がないじゃん、そんな感じです。
台風が直撃するかもしれないという天気屋さんの脅しに屈することもなく雨の降る中、東京都現代美術館に、中沢新一長谷川祐子共同企画「東京アートミーティング トランスフォーメーション展」を見に行ってきました。
その前に常設展。これが結構、面白いのです。ピピロッティ・リストのヴィデオ作品。カーテンに囲まれた空間の天井に映像が映されています。床には鏡があり作品が写り込んでいて幻想的。寝転がったり、好きな格好で映像を楽しめます。
山川冬樹の「The Voice-Over」も展示されています。CXのニュースキャスターであった父親の音声映像を使った、纏わる人々の人生を感じさせるものです。前にも見たと思いますが、どこでだったかな。大きなディスプレイと小さなテレビが数台置かれる、暗い展示室、だれもいないのでまたまた寝転んで、作品を楽しんでまいりました。
3階の会場では「アンデパンダンの時代」展。自由です。


木場 東京都現代美術館 Maarten Baas CC/BY-NC-ND
「トランスフォーメーション展」は、変身-変容をテーマに纏わる、それぞれのアーティストによる作品が展示されています。
マシュー・バーニーとか人気があって、ヴィデオ作品に見入ってる人がいますが3時間もあるのでつまみ見です。透明な義足の女性が綺麗。
今日はアーティストトークもあり、高木正勝やスプツニ子から直接、作品の説明を聞くこともできました。
理系女子アーティストのスプツニ子はドミューンなどでも見て興味を持っていました。女体盛りの伝統を工業化した回転寿司サイボーグが殺人マシンにと変貌する寿司ボーグ☆ユカリの実機や、カラスと交信するカラスボット☆ジェニーの実機が見られます。Youtubeともコラボレートする作品、楽しいです。
「オランダのアート&デザイン新言語」も楽しい。美人時計じゃないけれど、時計の表示を人が書き換えている作品とか。
(picture:Maarten Baas CC/BY-NC-ND)