これで、いーのかしら
渋谷円山町のシネマヴェーラで特集「消えゆく曽根中生!?」。若松孝二監督、大谷義明(曽根義忠(中生)+吉沢京夫)脚本「壁の中の秘事」、曽根中生監督、大和屋篤脚本「大人のオモチャ ダッチワイフ・レポート」の2本を観てきました。そして真魚八重子と中原昌也のトークショーもしっかり観てきました。つまらない、盛り上がらない、オチがないには微笑んでしみます。消えてしまう前にとりあえず1本でも多く、観ておこうかという思いにさせてくれいます。
中野に移動して、ブロードウエイの4階のタコシェで「たたかえっ!憲法9条ちゃん」、湯浅学詩集「緩玉」、「葬」3号などを購入してから、3階の丸子亭で食事。
それから、ポレポレ東中野で沖島勲監督「これで、いーのかしら。(井の頭) 怒る西行」。
沖島勲監督が、いつも散歩する久我山から玉川上水を、ただただ歩いて、井の頭公園までいくという作品です。橋、木、建物、畑、かつての女子大、それから風など周りの風景を、歩きながら沖島勲が語る様子が映されます。
ここは、以前、何度か歩いたり、自転車で走った事があります。緑が残る場所です。そんな場所に東京都は放射五号道路を通し破壊しようとしています。この映画は、今の玉川上水沿いの風景と沖島勲の言葉を残そうとするもののようです。
上映前には作品の制作に経緯などを話す、沖島勲の舞台挨拶がありました。それも映画の一部のようにも見えます。