鶴見線

天気いいです。どこかに行きたいとも思います。でも落ち着けない人ごみの中には出たくはないし。で、鶴見線に乗ってきました。鶴見駅から海芝浦駅へ行く電車。沿線は工業地帯です。終点の海芝浦駅の外は東芝の敷地なので出る事は出来ません。海を眺めるだけの小さな公園があるだけです。平日であれば東芝の社員が利用しているのでしょう。週末に何度かこの電車に乗ってみるのですが、誰か他の人が数人、必ず乗ってきているのです。何しにきているのでしょうか。人の事は云えません。何もしなくてもいいというところがいいのです。
でも今回は少し目的がありました。「駅2008鶴見線に降りたアート達展」というのが開催されているのです。駅のホームなどを利用して作品が展示されています。海芝浦の公園の先にも日干し煉瓦が積み上げられた作品が置かれています。鶴見駅、国道駅、浅野駅、扇町駅にも作品があります。国道駅のアールデコな薄暗い高架下の通路の店舗はそれだけでもアートですし、沿線の銀色にきらめく工場の建物だって十分に愉しめてしまえる鶴見線です。夕暮れの寂れた感じのホームにある作品はいつもと違う風景を見させてくれています。
電車の本数は少ないし、乗る人も少ないのでのんびりとしたものです。乗る電車が限られるので、申し合わせた訳ではないのですが同じような顔ぶれで移動して見て廻る事になります。この沿線の駅には何故が猫が多く、そして人なつこいのです。浅野駅に置かれた作品は猫のおもちゃになっちゃっています。