ゆるゆるな日々 - はてダ版

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越後妻有アートトリエンナーレ

東京駅最近、旅行していません。遠出すらしていない、そもそも関東から外に出ていないいないななどと思い始めたら、どこかに行きたくなって、少し遠くまで日帰りで行ってきました。目指すは「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」です。
東京駅から7時発の「とき」に乗り越後湯沢でほくほく線に乗り換え2時間ほどで十日町駅に到着です。ほくほく線は仕事の関係で何度か利用したことがあります。その頃はまだ特急はくたかが走っていました。北陸新幹線の開通に伴いはくたかの名前はそちらに引き継がれています。そういえばほくほく線経由で金沢に行ったこともありました。


十日町大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」には3年前にも訪れています。その時は欲張って新潟市の「水と土の芸術祭」も観てきました。今回は越後妻有日帰りの弾丸アート散策です。
十日町駅で芸術祭のパスポートとエリア周遊バス・タクシー交通パスポートを購入し、ツアーバスの発車の時間までは駅の周りぶらぶら。線路を渡る地下の通路にはプリミティヴな絵画が展示されています。近くの小学生の絵でしょうか。アートトリエンナーレとは関係ないようです。
近所の方々でしょうかアートツアーのバスの発着する十日町の駅の周りでには漬物などが振る舞われています。


越後妻有アートトリエンナーレ午前10時前にはアートツアーのバスが十日町の駅前のロータリーに次々と入って来ます。しかし乗る予定の清津倉庫美術館・中里エリアを巡る中里コースのバスが見当たりません。駅前のロータリーの端の方にマイクロバスが2台停車しています。もしかしてこれ?と思ったらこれでした。


越後妻有アートトリエンナーレアート作品は街の様々な場所に展示されており、それらをマイクロバスで見て廻るのだけれど、見知らぬ街の景色を眺めるのも愉しみの一つでもあったりします。ここは豪雪地帯、他では見られないアーチ状のヴォールト屋根の倉庫も気になります。この時期は流石に雪はありませんが。信濃川やその支流の清津川など風景にもときめきます。作品鑑賞のために立ち寄った飯山線越後田沢駅、そして線路もいい味を出しています。


越後妻有アートトリエンナーレ十日町は魚沼コシヒカリの一大産地でもあります。見渡す限り田んぼが広がってるところにも作品が展示されています。いや田んぼですらも楽しく観えてきます。
今回はiPhoneに越後妻有-大地の芸術祭ナビといアプリを入れていったのですが、これが便利なでした。地図上に作品の展示されている場所とGPSによる自分のいる位置を表示してくれるのでバスがどこに向かっているのかが分かるのです。


越後妻有アートトリエンナーレマイクロバスは廃校となった小学校を利用した清津倉庫美術館などを巡りながら奥の瀬戸渓谷までずんずん進んでいきます。道も狭くなり大型のバスでは入れないのでマイクロバスだったのでしょうか。作品を一巡してマイクロバスは再び十日町へと再び戻ってきます。


越後妻有アートトリエンナーレ越後妻有アートトリエンナーレ十日町には越後妻有アートトリエンナーレの拠点の一つでもある越後妻有里山現代美術館[キナーレ]があります。ここは3年前に来た時も訪れた場所です。現在は特別企画展「蔡國強 蓬莱山—Penglai / Hõrai」が開催されています。


越後妻有アートトリエンナーレほくほく線十日町からとなりの松代へと移動。ここにも越後妻有アートトリエンナーレの拠点のひとつとなっています。
丘の上では草間彌生の毒々しい植物が天を仰いでいます。棚田や山の斜面にも様々な作品が点在しています。疲れてきたので一番上の方までは行きませんでしたが。


越後妻有アートトリエンナーレまつだい「農舞台」の中のギャラリーでは特別企画展「今日の限界芸術百選展」が開催中です。ここで切腹ピストルズの映像を観るとは思いませんでした。


まだまだ色々と観て回りたかったのですが日帰りだと観られる作品というかエリアが限られます。体力的にも限界です。ゆっくりと時間をかけて観にきたいものだと、確か3年前に来た時も思ったような気がします。交通パスポートもせっかく買ったのに十分に活用できなかったのも心残りです。