念仏じょんがら

ギリヤーク尼ヶ崎という今年84歳になる大道芸人がいます。青空舞踏と銘打って野外での投げ銭制のパフォーマンスを定期公演としては春夏秋冬の4回、日本各地で行っています。関東では10月の新宿、12月の川越の公演があります。
今年の10月の新宿三井ビル前広場での東京公演も観に行きましたが、その日は台風もやってきているという生憎に天気でした。雨にも怯まない素晴らしい舞踏は感動的なものでした。


ギリヤーク尼ヶ崎の公演の日程、場所は毎回ほぼ決まってはいるもののネットも含め情報がほとんど出ていません。今回もやるらしいというわずかな情報を元に川越に足を運びました。
まだ紅葉が残る仙波東照宮から喜多院をぶらついてから川越成田山新勝寺別院に向かいます。山門にはじょんがら一代のいつもの旗が掲げられています。どうやら公演はあるようです。


徐々に人も集まってきて舞踏が行われる場所を中心に自然と和ができてきます。時間になり徐ろにギリヤーク尼ヶ崎が現れ衣装を着替え、化粧を始めます。ここから既に舞踏は始まっているのです。本日の演目は「じょんがら一代」「よされ節」「念仏じょんがら」です。


今日の川越は天気はいいものの冷え込んでいます。最後にはバケツの水を被るのが恒例なのですが、この日もおもいっきり水を被っていました。公演後には寒い寒いと何度も言っていましたがそれはそうです。それにしてもあっぱれです。いつまでも観られたらいいなとは思うのですが身体もきになります。そうは言っても踊り続けるのでしょうけど。