東小金井

中央線が高架化されたことで東小金井駅周辺の新たに出来た高架下の空間を利用する動きが進んでいるようです。改札の辺りをカルチェラタンをイメージした通路にしちゃいましたというニュースもありありました。高架下の利用はさらにその周辺にまで進んでいるようです。行ってみますと小洒落た飲食店や雑貨屋が並んでおります。でも昼食は小洒落てない地域密着の宝華で宝そばをいただくのでした。
東小金井に来たのは高架下の空間で灰野敬二や山川冬樹の無料ライヴが行われると聞き付けたからなのです。着いた時には人はまばらだったのですが徐々にそれらしき人が集まってきました。
今回の灰野敬二はエレクトリック・ハーディガーディの演奏です。怪しい音色が東小金井の高架下から鳴り渡っています。日暮れとともに暗くなっていく高架下の雰囲気も何ともいえません。演奏後半では空気を切り裂くようなヴォイスも聴かれました。演奏が行われいる高架下のすぐ脇は道路なのだけど犬を連れたり自転車に乗った近所の人が普通に通って行くのも何か不思議な光景です。


山川冬樹は頭蓋骨を叩いてその振動を拾って鳴らしたり、心臓の鼓動をコントロールしその音と電球の明かりを同期させたり、またホーメイと馬頭琴の演奏などのパフォーマンスでした。身体のあらゆる部所を使った表現にこれまた痺れました。体は色々な可能性があるのだから大事にしなければとも思うのでした。