音頭

連休初日なのですが生憎の天気なのです。高円寺フェスに行ってみました。オープニングに登場した阿波踊りの東京水天蓮が強烈なビートを午前中だというのに駅前の広場に響かせています。痺れます。この辺りまでは小降りだった雨も徐々に本降りになってきました。


銭湯背景画家の田中みずきのライブペインティングも楽しみにしていたのですが雨が降る中でのものとなってしまい何とも残念です。
それでも高解像度降水ナウキャストという気象庁の長い名前がなかなか覚えられないサービスによると、池袋辺りは午後3時頃すぎに雨は上がるという予測しているので大丈夫かなと思い行ってみました。フェスティバルFUKUSHIMA! @池袋西口公園というイベントが11月1日と2日に行われるのです。大友良英などが中心となり福島で行われた8月15日のフェスティバルFUKUSHIMA!の池袋版とでもいうような、フェスティバル/トーキョーのプログラムのひとつです。


東日本大震災そして原発事故の年の8月15日に最初のフェスティバルFUKUSHIMA!が開催され、何も出来ないけど居てもたってもいられず出かけて行きました。フェスティバFUKUSHIMA!は毎年開催されていますが福島までは行かれなくてもネットなどで観ておりました。毎年、形を変えながら進んでいっているフェスですが一昨年はなんと納涼盆踊りという姿に変貌しておりました。「あまちゃん」劇伴メンバーなどによる大友良英スペシャルビッグバンドによる盆踊りは続けられており東京などで観られるものに関しては何度か行っています。今年7月にすみだ川音楽解放区にも行きました。隅田川の川岸の広場で行われる予定でしたが土砂降りの雨でその時は室内で行われることになりました。


池袋西口公園に2時過ぎに到着すると雨はなんとかなる程度の小降りでいけそうな雰囲気です。公園には風呂敷が敷き詰められいい感じになっています。最初はオーケストラ池袋西口公園の演奏です。いくつかの決められた演奏パターンを示す指揮による即興の演奏は何回か観ていますがその度に表情が変わって楽しいものです。雨模様ということもあり演奏者は合羽を着ての演奏で何か怪しい集団のようにも見えなくもありません。とすると大友良英はグルなのでしょうか。


その後は珍しいキノコ舞踊団のダンス、テニスコーツ＋大友良英、ピカ☆の演奏と続きます。雨に濡れた風呂敷、夜の公園に明るく浮かび上がるようなステージ、そして演奏はなんか幻想的でもあります。でも雨は嫌ですね。


最後は盆踊りです。雨も本格的になってきました。大友良英スペシャルビッグバンドが「地元に帰ろう音頭」、「ええじゃないか音頭」、今回、新たに作られた「池袋西口公園音頭」などを演奏します。


そして櫓の周りで雨に濡れながらみんな盆踊りを踊っているのです。寒いし。それでもみんなニコニコしながら踊っています。やはり変なクスリをキメている何か怪しい集団のように見えてしまいます。いや褒めているのです。ええじゃないか〜