あしたのジョー
1960年代後半から1970年代前半の反体制、非主流の文化、運動がやっぱり心のなかにあるのかなと、練馬区立美術館で開催中の「あしたのジョー、の時代」展を観て思うのです。この美術館は1階と2階に分かれているのですが、1階は漫画「あしたのジョー」に関連する資料が展示されていて混雑しております。一方わたしの興味はと言えば2階に展示されているその時代の文化だったりします。URCレコード、劇団天井桟敷、土方巽の舞踏、赤瀬川原平や篠原 有司男の作品、ゼロ次元、渡辺克己の写しとった新宿の風景、ダダカンなどなど。「あしたのジョー」の時代はリアルには体験していませんが、風景をとらえた良い展示だったと思います。
SF展の世田谷文学館、種村季弘展の板橋区立美術館、そして練馬区立美術館など、区立、市立の施設での展示に最近いいものがあります。