水上の音楽

アメ横に行ってみますとあちらにもこちらにも「アメ横へきてけろ」と書かれたポスターが貼られています。其処ら中けろけろです。「あまちゃん」人気にあやかろうとしているようです。とりあえず昇龍 part2で餃子とビール。大きな餃子がごろんと4個。おいしいのでそれもぺろりと胃の中にするりとビールをごくりと、至福のひと時です。
上野に来たのは上野水上音楽堂で「水上の音楽」を観るためです。出演は白石民夫とマヘル・シャラル・ハシュ・バズです。
会場に入るとマヘルがリハ中です。いやリハかと思って観ていたのですがバラけていた音がそのうちにアンサンブルを奏でるようになります。そして次の曲。開演時間を過ぎてもそんな調子でだらだらと、時折、絶妙な音にハッとしたり。気がつくと終わっておりました。工藤冬里は1曲だけ歌ってましたけど、もっと聴きたかったかな。
白石民夫は前半はソロの演奏。相変わらずと音と言っては何なのですが、狂おしいサックスの音を夜風に吹かれて聴くのは心地よいものです。後半はバイオリンの御飯塚僚とのデュオ。サックスの音に異物が絡まる様子が妙にかっこよく聴こえます。短い演奏でしたが、ま、ほどほどがよろしいかとも。