ゆるゆるな日々 - はてダ版

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文樹

千歳烏山 渡辺文樹仕事は勝手に早めに切り上げて千歳烏山へ。世田谷区民会館で上映される渡辺文樹監督の新作「金正日」を観に行きました。ちなみに世田谷区民です。
文樹作品は道端に無断で貼られた怪しいポスターを発見するところから始まります。今回はポスターは見つけられませんでした。そのかわり上映情報はツイッターで知りました。そんな時代です。文樹監督はご存知なのでしょうか。知っていて黙々とポスターを張っているとしたら策士です。
昼間上映予定だった「赤報隊」と「三島由紀夫」は理由はよくわかりませんが監督側の理由で中止になったようです。
かつて観に行ったときは右翼の街宣者が会場の周りで騒々しくしておりましたが、今日はいません。公安の人が手持ち無沙汰にソファーに座っております。
2時間30分、途中休憩も入る大作です。北朝鮮に拉致された被害者を救出する渡辺率いるコマンドチームの汽車を使っての脱出するというもの。マシンガン撃ちまくりの大活劇です。音は悪いし映像と合っていない、セリフは棒読み、そして美人さんや美男子、声のいい人など良く分からない出演陣。辻褄もあやしい。
もうこれは渡辺文樹というジャンルの映画です。何があっても文樹なのですからOKなのです。見ているうちに酔いが回って来るようないい気持ちにもなってきます。そして気が付くと終わっています。で、なんだったんだろうという想い。
今回はきっちり(?)編集されているか、映像と音声が大きくずれることもなく、ずれを補正する監督の映写プレイの妙技が見れなかったのは残念なのでした。せっかく映写機の近くに座ったのにです。
会場を出るとお子さんがいつものように「ありがとうございました〜」。まだ小さいお子さんが「…た〜…た〜」。
こんな映画の上映のために区民税が使われるなんて素敵とか思っているのは自分だけでしょうかね。