福島で祭れ
新幹線つばさに乗って福島へ。市内の四季の里/あづま球場で行われたプロジェクトFUKUSHIMA!へ行ってきました。
遠藤ミチロウ、大友良英、和合亮一が企画したフェスです。8.15世界同時多発フェスティバルFUKUSHIMA!ということで、ここ福島だけではなく日本国内や海外でもイベントが開催するというものです。
福島でのフェスに参加するのは遠藤賢司、頭脳警察、スターリン246、七尾旅人+原田郁子、静寂(灰野敬二+ナスノミツル+一楽儀光)、渋さ知らズ、二階堂和美、大友良英+坂本龍一+和合亮一など。自分にとっては好物ばかりで全部見たいくらいなのですが、世間的にはちょっとマニアックなので人は集まるのか、特定の人ばかりが集まるのではとちょっと心配しておりました。でもそれは杞憂でした。会場につくと多くの人が集まっています。若い人だけでなく年配の人も子供も普通に集まってきて音に合わせ身体を揺らしています。近県からも来ているようです。がっつく感じもなくいい雰囲気です。焼きそば200円は安いです。
会場の四季の里の芝生の上には一面に縫い合わされた大風呂敷が広げられています。放射線の影響を少なくする意味もあるようですがいい感じになっています。
しかし暑い。駅からはシャトルバスを使ったのですが駐車場から会場まで炎天下の1キロメートルはちと遠い。早速、森に逃げ込みました。それも遠藤賢司の演奏が始まる頃には涼しくなってきて、これはいいと思ったら、スコールのような雨。野外フェスはこんなことも込みで楽しむものですが、やっぱ降らないに越したことないね。遠藤賢司の演奏、凄い。これだけでもここに意味があったきがします。演奏が終わるのに合わせたように雨はやみました。
蝉がないています。雷がなっています。二階堂和美の歌がそこに重なります。ピアニカの坂本龍一、そして大友良英の、ユザーン、勝井祐二によるレイ・ハラカミに捧げられた「ゆる〜いテクノポリス」はゆるかった。
四季の里とあづま球場の距離が離れていてスターリン246、頭脳警察が見られなかったのが非常に残念。
素晴らしいイベントでした。遠藤ミチロウ、大友良英、和合亮一の尽力もあったのでしょうが、福島の人の手により作り上げられたフェスであったことがいい結果につながっているように思えます。