非現実の王国で

春の嵐の一日。土砂降りとか思えば、すぐ後には太陽が顔を見せたり。暑かったと思えば寒かったり。外と室内と車内ともう無茶苦茶。これは節電で空調が制限されてるせい。東電の発電量は原発がなくても十分あるはずなのに、その情報も東電のwebからは消されてるらしいです。東電、この期に及んで何様なの？なのです。
世田谷区長選挙、期日前投票してきました。下北沢の街を破壊するような大規模な道路建設計画に異を呈する人に投じました。
新宿駅のベルクで朝食。そして北浦和。埼玉近代美術館で「アール・ブリュット・ジャポネ展」。パリ市立アル・サン・ピエール美術館で開催されていた「アール・ブリュット・ジャポネ」の凱旋展です。
無心で描かれ、創作された作品は障害を超越した原始的な力強さに感動を憶えます。ダンボールや方眼紙、セロハンテープ、身近にあるものを使った創作に心の内側が感じられます。感じはしますが何を考えているのかは想像するしかなののですけど。何しろ宇宙的な創造力なのです。
宮間英次郎の創作も展示されています。以前、横浜寿町で派手な被り物を身につけた宮間英次郎を見かけたことがあります。不思議な力を感じました。


ラフォーレミュージアム原宿で今日から開催されている「ヘンリー・ダーガー展」を観てきました。「非現実の王国として知られる地における、ヴィヴィアン・ガールズの物語、子供奴隷の反乱に起因するグランデコ・アンジェリニアン戦争の嵐の物語」通称「非現実の王国で」とダーガー自身の人生を読み解くという企画です。これまた宇宙的な想像力の世界です。
自分だけの秘めた壮大な物語。こういうの実はちょっと憧れたりもします。