共振

水戸芸術館で開催されていた「大友良英 アンサンブルズ2010 共振」には2回訪れました。東京から水戸、ちょっとした旅行です。ちょっとした、それがいい感じの距離の水戸です。バスを使ったり、鉄道を使ったり、遠足気分でわくわく。
初回は展示を中心に見ました。水戸の街で録音された音をiPodで聞きながら街を歩いたり。二回目はダブルオーケストラと音遊びの会のふたつの特殊コンサートを楽しみました。水戸に一泊して展示を改めて楽しんできました。

ガタゴトキキキキーと微妙に鳴る大量のタンテ、解体されたピアノが奏でる発信音、不思議なタイミングで鳴らされるスネア達、音の墓場に見えるCDやレコード、カセット・テープが積み上げられた空間など素敵な体験でした。
先日恵比寿のNADiffで「OTOMO YOSHIHIDE ENSEMBLES2010:Resonance Documentation」を購入しました。水戸芸術館で行われた色々な出来事を記録したDVDです。展示の記憶が蘇ります。前後して行われたパレードの様子も収められています。
テニスコーツやカヒミ・カリィ、七尾旅人、山本精一、山本達久、吉田アミ、坂田明、ピカ、音遊びの会など、そして大友良英の展示に関連して行われた素敵なパフォーマンスも収録されています。これは、多くの人に見て欲しい貴重な記録です。見たら驚くと思いますよ、これは。
311の地震では茨城も被災しています。水戸芸術館も損傷を受けたそうです。パイプオルガンが壊れている写真も見ました。早く、日常が戻ってくることを願います。