竹久夢二

内幸町から歩いて銀座へ。地震の影響でしょうか歩行者天国が中止になっていてクルマ天国になっています。地獄です。
新宿に移動。街も節電のため大型ビジョンや看板の明かりが消され暗く、音もなく異様です。でもこれが普通なんでしょうけれど。
夜はザムザ阿佐谷で月蝕歌劇団の「怪盗ルパン 竹久夢二の双曲線」を観てきました。受付のところには新宿のタイガーマスクがいます。芝居を見に来たようです。以前も映画館で一緒になったことがあります。趣味が似ているのかもしれません。しかし服装が派手だ。
芝居はいつものように役者によるおみくじ売りから。前説で「地震が起きるかもしれないし停電になるかもしれないけれど、そのままにしていてください。そのまま芝居を続けます。」とのこと。力強い。地下だから安全なのかな。
芝居は竹久夢二のモデルとして知られる、そして責め絵画家の伊藤晴雨と洋画家の藤島武二のモデルでもあったお葉という女性を題材としたものです。大杉栄と伊藤野枝、ちょこっとだけ辻潤、そしてルパンなどもとも絡みあって話が進行していきます。女子がほとんどの役を務めるため妙な怪しさもあります。面白く観ました。たくさん血も飛びました。
先の新宿のタイガーマスクもそのままの格好で観ていました。最近は小道具が多いようでその置き場所に苦労していた様子です。それからPANTAの姿も見られました。
月が綺麗な夜です。