ゆるゆるな日々 - はてダ版

はてなダイヤリー時代の日記を移行しました。新ゆるゆるな日々はこちら→ http://petsounds.hatenablog.com/

ONE DAY ENSEMBLES

本郷 本郷中央教会 ONE DAY ENESEMBLES本郷に移動。天気がいいので東京大学の構内をあちらこちら散策。そしてその後、JTB日帰り体験ツアーに参加してきました。
参加したのは「大友良英 ONE DAY ENSEMBLES」という企画、つまりはライヴ演奏です。場所は本郷中央教会、登録有形文化財にも指定されているゴシック様式の建物です。以前から気にはなっていた建物です。
建物の1階は幼稚園で礼拝場は2階にあります。演奏はその礼拝場で行われました。出演は大友良英のほかはテニスコーツ飴屋法水Sachiko M、秋山徹次、江藤直子、近藤達郎、高良久美子芳垣安洋といった面々です。 
1st setは教会のリードオルガンとピアノ、サインウエーブ、ヴィブラフォンなどによる消え入るかのような細い音が絡みあう演奏です。教会の厳かな雰囲気とも相まって微妙に響き合っています。オルガンのペダルの音すら演奏の一部に聴こえます。
2nd setでの演奏は教会の空間を使ったものです。礼拝堂には階上に取り囲むように席があります。ステージの上で、階上から、そして会場の至る所、歩き回ったりしながら声を発し、音を鳴らしています。床の上を這いずりながら太鼓を叩いたり、ギターを宙吊りにしてみたり。音ががフリーに鳴らされているようでいて共鳴しあってる様子がなんとも面白く感じられます。
飴屋法水は木材を釘で打ちつけて十字架を作ったりしています。歌ってもいます。それも振りつきです。
今回のENSEMBLESはテニスコーツもいて、うた的な要素が加わっています。フリーな音が時折、メロディーとして立ち上がる瞬間にゾクッとくる時が何度かありました。
2nd setの演奏は80分くらいでしたでしょうか。いや、ずっとずっと聴いていたい浸っていたい時でした。
こうした奇妙な企画を行ったJTB、そして場を提供してくれた本郷中央教会には頭が下がります。