ゆるゆるな日々 - はてダ版

はてなダイヤリー時代の日記を移行しました。新ゆるゆるな日々はこちら→ http://petsounds.hatenablog.com/

映像

今日は映像二本立て。

まずは、東京都写真美術館で行われている恵比寿映像祭です。無料です。今回のテーマは「デイドリームビリーバー!!」。うむ、全体を眺めての印象は夢だけに淡いというか掴みどころがないというか。
昨年は「歌をさがして」というテーマでした。「おかえりなさい、うた」という、さや(テニスコーツ)、山本精一、生西康典、飴屋法水大谷能生山川冬樹吉田アミ、植野隆司、今井和雄、勝井祐二坂本弘道L?K?O、なども参加するサウンドインスタレーションが自分にはツボで興奮したものだったので想いが強かったのかもしれません。あと都築響一さんのレーザーカラオケの展示とかもあったし。
階段には設置されたいくつものディスプレイでしりあがり寿の「白昼夢夫人」の映像が流れています。「あっ、こ、これは」「奥さま、夢でごさいます」の台詞が繰り返し、繰り返し流されます。これは夢に出そうです。
興味深いのはダヴィッド・クレルボ「幸福なモーメントの諸断面」。ボールを投げて遊ぶ子どもと周りの人達の一瞬の様子を、ありとあらゆる様々な方向から執拗的に捉えた静止画は妙な気分にさせてくれます。


小石川 東京大学総合研究博物館小石川分館茗荷谷へ移動。東京大学総合研究博物館小石川分館で開催中の「IMAGINARA 映像博物学の実験室」を見てきました。驚異の部屋として学術標本が展示されている博物館です。その中に映像を映しだすというものです。映像は東大の学生や教員に作られたものや、博物館や美術館から提供されたものです。展示としては洗練されたものとは言えないのかもしれませんが、人体模型や骨格、剥製、鉱物、そして実験機器が並ぶ中に映される光、そして影は面白いものです。建物の外壁や小石川植物園内の池の中の木々にも映像を投射するというもの。
最近、花火大会とか無料だと無茶苦茶人が集まるんだけど、ここは少し寂しい感が。無料なんだし、見たほうがいいと思いますよ。