さすらい姉妹

水族館劇場の路上芝居のユニット さすらい姉妹の寄せ場興行「風の吹く街」を上野公園で観てきました。芝居は大晦日の寿町、年を明けての山谷、新宿、渋谷で行われ、今日の上野公園が今回の最後となります。毎年、いずれかの公演を観るようにしています。これを観ないと年が明けた感じがしないのです。
野宿者支援のための餅つきの後、振舞酒が配られ、紙コップ片手にみんなで乾杯、そして芝居は始まりました。今回の芝居の作・演出は桃山邑で、終戦直後の焼け跡を舞台としたものでした。失われた繋がりを求め探る物語は、様々な繋がりを喚起されるものです。凍えるように寒い上野公園のその場にいる、そしていわあせた人との僅かな繋がりの高揚感、それからせめてものカンパでしか繋がれない事へのもどかしさを感じます。
水族館劇場での芝居でも印象的でしたが、鏡野有栖、いいですね。鏡乃有栖でストリップ劇場にも出演しています。それは見たことはないのですけれど。


新宿中央公園での様子。（どなたかの投稿）