ゆるゆるな日々 - はてダ版

はてなダイヤリー時代の日記を移行しました。新ゆるゆるな日々はこちら→ http://petsounds.hatenablog.com/

無響室

初台 ICC初台のICCへ行ってきました。初台の駅を降り、ガレリアという空間の石の階段から登って行きますと床には宮島達男のデジタルな数字の作品が見られます。どこからともなく音も聞こえてきます。山口勝弘氏の作品「音の気配」です。何気に色々と仕掛けられているのです。気持ちをアゲル時にはことらからICCへ行くようにしています。
ICCでは開催中の「みえないちから」を見てきました。アンサンブル展にも参加している堀尾寛太の磁石やモーター、センサーなどを組み合わせた、なんとも奇妙な動きをする装置も展示されています。
オープンスペースの無響室で渋谷慶一郎+evala「for maria anechoic room version」が凄いことになっています。この反響のない部屋に設置された24のスピーカーと4つのサブ・ウーハーが設置されており、何度か入ったことがあります。現在は渋谷慶一郎の「ATAK015 for maria」のピアノの音の残響のみを取り出した音がノイズや明滅する光と共に、上下左右、色々な方向から渦巻くように身体の内部にまで迫ってくる、妙な体験ができます。これが無料で楽しめるのだから、みんな行ったらいいと思いますよ。