ノイズの時間

明日閉店となるHMV渋谷では、連日、やりたい放題的なイヴェントが繰り返されています。19日は曽我部恵一氏主催のイベント「HMV渋谷 おつかれサマーフェス」が開店時間から、23時の閉店時間を超える時間まで行われていました。色々なアーティストが入れ替わり立ち代りの演奏です。帰宅途中、立ち寄ってみますと混雑しています。そりゃ無料ですし、人、集まるのでしょうね。入場制限かかって入れない人もおります。端の方で雰囲気だけは味わって、帰りました。
HMV渋谷は1990年代の移転前にはしばしば足を運んでおりました。渋谷系というよりもモンド系の音を漁っていた気がします。今の場所に移って、行くことは少なくなりました。売れ線中心で音楽を売っている人の思いが伝わってこなくなったからです。それでも最近は「ボルヘスを殺せ」とか「山ブラ」とか気になるコーナーもあり、物色していたものです。配置変更前のロック、ポップス売り場でもサイケやエレクトリカが揃っていたりしたコーナーがあったり、それなりに利用していたなあと、今になっては思うのです。



今日は非常階段のライヴがありました。さすがに轟音ノイズです。関心ある人など少ないだろうと思っておりました。アルケミTVとか、アーカイヴで見れるとはいえ、全世界に配信しているのにviewerは100いってないし。
名曲喫茶ライオンで和んでから、HMV渋谷に行ってみると、開演まで45分はあるというのに既に人が集まっています。JOJO広重など非常階段のメンバーがセッティングしている様子が見えます。
ステージの左手、良く見える位置にいたはずなのですが、前へ前へと人が集まりだし、ついには前が見えなくなりました。人はどんどん集まって、入場制限がかかっている様子です。ノイズ、みんな、そんなに好きなのか？お祭り気分で集まってる人も多いんでしょうね。人多すぎて、暑い。
演奏ですが、音量は意外とおとなしめ、PAが飛んだこともあり、短めなものでした。前に人がいて見えないので何が起きているのか良く分からないまま、寄せては返す人の波にもまれてノイズを聴くという、それに暑いし、もうカオスです。既に、YouTubeなどに映像がいくつかアップされているようです。
店の外に出ると普通の土曜日。さっきのカオスはなんだっんだ〜、な土曜日なのでした。
その後は、タワレコで片山広明率いる東京スリムのインストアライヴ。