ビリケン商会

ようやく、南青山のビリケンギャラリーで開催されているヤギヤスオの個展に訪れることができました。
ヤギヤスオがこれまでに関わってきたJAGATARAやPUNGOほかのレコード・ジャケットなどの作品が見られます。細野晴臣の「泰安洋行」の版下なども見られます。これは貴重です。
何よりも驚かされるのは、ヤギ氏自信が作られたという６冊のぶ厚いバインダーに収められた、氏の関係するレコードやCDのジャケット、雑誌記事やチケットなどの集大成です。
じゃがたらは勿論のこと、Phewや突然段ボール、ハイポジにPUNGO、ボ・ガンボスやゼルダ、天国注射の昼、コクシネル、小泉今日子や岡崎京子、そしてムーンライダーズなどなど、いちいち、これまでの自分の音楽遍歴を思い起こさせるようなものばかりが、バインダーの中に詰め込まれているのです。これはたまりません。泣きたくなるほどです。これは作品化されて発売されないのでしょうか。
そして、歩いて表参道のラット・ホール・ギャラリーでヴェルヘルム・サスナルの個展。16ミリ・フィルムによる作品で映写機が会場内に設置されカラカラ音をたてています。
Sonic Youthの「SuperStar」の音に映像を重ねたのものや、車を壊してグランジ系の演奏をしているものとかです。静かな空気の中の狂気が映像に感じられます。