ゆるゆるな日々 - はてダ版

はてなダイヤリー時代の日記を移行しました。新ゆるゆるな日々はこちら→ http://petsounds.hatenablog.com/

十六歳の戦争

赤い鳥逃げた?オリジナル・サウンドトラック起きたら、10時過ぎ。
渋谷に出て、喜楽でチャーシューメンをいただきました。ムルギーが生憎と休みでしたので。
喜楽は今では綺麗な建物になっていますが、以前は一階のカウンター席のテーブルが斜めっていて、うつわの中のスープが溢れそうになっていたことを思い出します。
東急Bunkamraギャラリーで金子國義展「悪徳の栄え」を眺めてから、円山町のシネマヴェーラで「70年代の青春 鬱屈と混沌と」。1970年代という、激しかった時代のあとのシラケとも言われた時代をリアルに体験しているわけではないのですが、このころの青春ものには、妙に身体が持っていかれてしまいます。大きなものに抵抗することの虚しさ切なさを、1980年代、1990年代、0年代を経た今も、思うからなのかもしれません。
今日の上映は松本俊夫監督「十六歳の戦争」、藤田敏八監督「赤い鳥逃げた?」です。
「赤い鳥逃げた?」は目標を見失い漂う若者を描いたもの?なのでしょうか。西部警察みたいなカーチェイスや爆破は当時の感じなのでしょうか。チンピラの車を追うパトカーを何故かタクシーが追いかけ、さらに子供や年寄りなど街の人々が追いかけて行くというなんともトンデモな演出です。押し込められていたトランクから飛び出た殿山泰司の上をパトカーが無理やり、通過して、血がドバっと流れたりとか、このあたりは警察の無茶苦茶さを表そうとでもしたのでしょうか。
森田童子が聴きたくなりました。