ゆるゆるな日々 - はてダ版

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福岡アジア美術トリエンナーレ

川端 冷泉荘 福岡アジア美術トリエンナーレ博多に用事があってやって来ました。ついでなので福岡アジア美術館などで開催されている、「第4回福岡アジア美術トリエンナーレ2009」を見てきました。
会場に入ろうとしたら、姜尚中(多分そう)に出くわしました。姜尚中というと、政治学者というよりも「日曜美術館」で柔和な口調で物静かに芸術について語るジェントルマンというのが最近の印象です。その人が目の前におる、のです。見かけただけ、ただそれだけですが、わざわざ来たかいがありました。
展示はアジア21ヵ国の作家による現代アートの作品です。
ダッカのアーティスト、ヤスミン・コビール&ロニ・アフメッドによる船舶解体の現場で労働する人たちの映像を、船舶の解体部品などが配置された重々しいブースで流していた「葬儀」という作品が印象に残ります。
第2会場の冷泉荘では西京人(小沢剛、チェン・シャオション、キムホンソク)などの展示が行われています。冷泉荘は築50年を超える古いアパートです。トラベラーズプロジェクトという企画で、アート、デザイン、アパレル、フード、リラクゼーションなどの様々な部屋にした期間限定の建物だったようです。今回は福岡アジアトリエンナーレの会場としても使われています。でもほとんど人がいません。作品、独り占めです。個人的には嬉しいのですが、これでいいのか。
こっちも見てやってよと、思うのです。