ゆるゆるな日々 - はてダ版

はてなダイヤリー時代の日記を移行しました。新ゆるゆるな日々はこちら→ http://petsounds.hatenablog.com/

芋虫

東大に弥生門から入り、そこからバスでお茶の水。そして丸ノ内線で池袋。
東口のタカセで昼食をいただく事にしました。1階は洋菓子店で2階が喫茶室、そして3階が洋食レストランとなっています。昭和の空気が漂うレストランです。注文したのはナポリタンです。スクランブルエッグが入っているのが珍しいですが、具沢山でノスタルジーも沢山です。
結城座午後からは西口の東京芸術劇場で「結城座創立375周年記念 乱歩・白昼夢 <江戸系あやつり人形と江戸写し絵による>」。江戸系あやつり人形による芝居を375年も続けてきている結城座による今回の公演は、江戸写し絵を組み入れた、江戸川乱歩の作品を通して大正の時代を描くというものです。音楽を担当するのは黒色すみれ、意匠を宇野亜喜良が担当しています。取り上げられるのは乱歩の「芋虫」「屋根裏の散歩者」「一人二役」「人でなしの恋」です。
席は端の方でしたが、黒色すみれのふたりの演奏が正面から見られるというということで、それはそれで良かったかもしれません。その黒色すみれが会場の後ろから現れて、アコーディオン、ヴァイオリンを奏で唄いながら通路を歩み、ステージに登り芝居は始まりました。
写し絵というのは風呂と呼ばれる特殊な映写機を用いて、絵をスクリーンに映して演じるものだそうで、人形を操る糸を風呂に持ち替えスクリーンだけでなく、障子や劇場の壁などにも絵を映し出してます。絵を写しながら科白を話すのは、糸を操りながら科白を話す結城座だからこそできるんではとも思います。幻想的です。映し出される絵を描いているのが宇野亜喜良です。妖しいです。竹久夢二も出てきたり。いいもの見ました。