ゆるゆるな日々 - はてダ版

はてなダイヤリー時代の日記を移行しました。新ゆるゆるな日々はこちら→ http://petsounds.hatenablog.com/

どこよりも早いゼロ年代ソウカツ!

ストリートの思想 転換期としての1990年代 (NHKブックス)テレビではトランス・テクノが、まるで悪いものであるかのようになっている今日この頃です。覚醒剤も麻薬も大麻も混同して報道されるのはいつもどおりです。
激しかった雨も上がったので、西新宿のbook 1stに行くとミニコミのフェアが行われていました。一冊ごと紐で綴じられた「はなうた」の2号と、金沢から発信される「そらあるき」09などを購入。
西新宿のbook 1stは、通常でも「酒とつまみ」などミニコミを扱ってくれている良い書店です。今月号で休刊となってしまう「Studio Voice」のバックナンバーやボイスを集めたフェアも行われています。
毛利嘉孝「ストリートの思想」、「リプレーゼ」08、超左翼マガジン「ロスジェネ」の増山麗奈責任編集号「エロスジェネ」なども購入。小熊英二の「1968」はこれまでにも増して重量級である上に、上下刊だということで、amazonで注文して届けてもらう作戦にしました。
毛利嘉孝「ストリートの思想」はまだチラ見ではありますが、同世代であり同時代を共有したものとして気になります。EP-4JAGATARAなど1980年代のパンク、ニューウェーヴからサブカルカルチュラル・スタディーズ、いのけん、だめ連、そして素人の乱や渋谷の宮下公園問題にまで至る、対抗社会、サブカル、思想をとらまえたものです。ロスジェネにもチクリ。それにしてもサブカルを担っていた「Studio Voice」が休刊なのはアタタタです。
情報はいくらでもあります。それらが紐づけられることで見えてくる時代というものがあったように思えます。雑誌とはそういうものです。それも過去なのかもしれません。