イノダコーヒ
三条へ行かなくちゃ、三条堺町のイノダっていうコーヒー屋へね、って高田渡は唄っていました。高田渡が亡くなってから4年なのですね。
三条ではなく、東京駅、大丸の8階のイノダコーヒでイタリアンとアラビアの真珠をいただきました。イタリアンとはいわゆるナポリタンです。トマトソースにまみれた太い麺が蓋付き銀食器で運ばれてきます。イタリアでもナポリでもないけれど、たかが喫茶店のスパゲティにそこまでしなくてもと思ってしまいます。でも、堂々とした麺の姿にはほれぼれします。美味しいので、イノダなので、OKです。
渋谷円山町のユーロスペースでは「寺山修司◎映像詩展2009」の特集上映が行われています。「書を捨てよ町へ出よう」。寺山修司関連の本などの物販コーナーまでもあります。先日、亡くなった粟津潔の本なども並べられています。
その後、ポスター・ハリス・ギャラリーに足を運び「演劇実験室◎天井棧敷の宣伝美術の全貌」。何度か観ている天井桟敷のポスターではありますが、観るたびに凄さが倍増していきます。横尾忠則、粟津潔、宇野亜喜良、林静一、花輪和一、林静一、戸田ツトム、合田佐和子など様々な才能が寺山の周り集まっていた、その時代、その場所に関われなかったことの無念さにかられますね。