ゆるゆるな日々 - はてダ版

はてなダイヤリー時代の日記を移行しました。新ゆるゆるな日々はこちら→ http://petsounds.hatenablog.com/

ナフタリン

天気が良いので、自転車に乗って、ふらりふらりと街を移動。
池尻 糧秣廠馬糧倉庫跡軽く身体を温めて世田谷公園で小休止。三宿の夢吟坊で夢塩かき揚げうどんをいただいてから、再スタートです。
かつて世田谷には陸軍施設が多くありました。世田谷公園も駒沢練兵場の一部でした。その敷地を転用した自衛隊三宿駐屯地も隣接しています。
学校法人食糧学院を訪れてみました。隣には兵士の食糧や軍馬の食糧を調達し管理していた糧秣廠馬糧倉庫の建物が今でも残っています。パルシステムの倉庫と、クロネコヤマトの営業所として使われています。でも、軍の遺構です。軍事施設は過去のものであって欲しいものですが。


目黒川 COW BOOKS目黒川へ。葉桜です。花びらが舞っています。花びらが川面に揺らいでいます。満開の桜の無理無理感よりも、こちらの方がいい感じです。
目黒川沿いにあるCOW BOOKS。街の中に何気に普通にある古書店です。和みます。本のセレクトもきっちりしているから和めるのです。


中目黒 ミヅマアートギャラリー目黒川沿いに自転車で移動しミヅマアートギャラリーへ。2階では青山悟展「Glitter Pieces #1-22:連鎖/表裏」が開催中です。暗い部屋の中にメタリックな色の糸で刺繍された絵がライトの光を浴びて浮かび上がります。刺繍による独特の質感が不思議です。
5階では加藤愛「きゅぴんッ展」。美少女キャラがあっちにもこっちにも怒濤の様に会場にこれでもかと溢れていて、でもほっこりします。


代官山 旧朝倉家住宅代官山交番前交差点近くにある旧朝倉家住宅。数寄屋座敷の縁側に腰掛けている庭園を眺めて一休み。表はざわざわしているのに、ここだけ別世界です。風が心地よく感じられたのも久しぶりのような気がします。


六本木 国立新美術館 光合成の木一気に六本木の国立新美術館へ移動。「アーティスト・ファイル2009ー現代の作家たち」。美術館の入り口にある木には紫色の皿がくっついています。光を浴びると色が変わるのだそうです。平川滋子の作品「光合成の木」です。
宮永愛子の作品はナフタリンで作られた靴や帽子など。ナフタリンであるために形が変わっていってしまします。先日の資生堂ギャラリーでの展示も見てきましたが、朽ちていく、静かな時間の流れが感じられます。ミヅマアートギャラリーでも展示があるようでこちらも楽しみです。
ピーター・ボーゲルズのヴィデオ・インスタレーションでは、スクリーンに映し出されるスピーチに応える聴衆の声が天井から吊るされたスピーカーから聴こえてきます。でもスピーカーに近寄ると聴こえてくるのは歌だったりしするという、奇妙な作品です。


渋谷 宮下公園をナイキ化計画から守るためのデモ渋谷へ移動。街では宮下公園をナイキ化計画から守るためのデモが行われています。公園が誰もが利用できる公の場所でなくなってしまう事への抵抗です。太鼓などを鳴らしたりのサウンドデモです。じゃかじゃかうるさい集団が、公園通りから、ただでも人でごった返している西武百貨店の間を抜けて、宇田川交番の前を折れ、Bunkamura通りを渋谷駅に抜けるという痛快なものです。集団にも増して警察の拡声器の音がうるさいのは何なのでしょうか。渋谷は人が多いのですが、今日は公安の人もいっぱいです。