少女の友

西新宿の繭塔地下のブックファーストに立ち寄ってみました。昨年11月にオープンした書店です。新宿にはしばしば行くことはありますが、訪れるのは今日が初めてです。西新宿といえば前ならインポートやブートレグのコアなレコ屋、最近なら家電なイメージで、本を買う事とは全く結びつかない場所なのでしたので。これからの新宿西口は低価格衣料の街にもなっていくようです。色々なものがぼこぼこ湧き出てくる西新宿ですが、闇市の名残、思い出横町はあり続けて欲しいものです。
ブックファーストは建物の構造のためか分かりにくい感もありますが、広くてお宝を探す気分になります。閉店したブックファースト渋谷店が新宿で増幅していました。「少女の友」の創刊100周年記念号を購入。発売と併せてフェアも行われていて吉屋信子や中原中也、中原淳一の関連の本が置かれています。大友良英や副島輝人の著作が置かれるフリー・ジャズのフェアや、寺山修司関連の本やポスター、CD、レコードが置かれるフェアも開催中です。絵本も充実しています。コアな西新宿の今の姿が見られます。
夜はザムザ阿佐ヶ谷で月蝕歌劇団公演、脚本・演出 高取英、音楽 J・A・シーザー「怪盗ルパン・満州奇岩城編ー川島芳子と少年探偵団ー」。開演前の役者の女の子のいつものぐだぐだした手作りおみくじの販売が行われています。照明機材トラブルとかで開演が遅れ、その間キャンディーが配られたり、途中休憩が入ったりと、そんなのも併せて愉しませていただきました。会場内には足立正生の姿も見受けられます。