フェルメール

昨日は疲れていたせいか気を失うように眠りについていました。アルコールが効き過ぎていたのか記憶が断片的です。
気分を変えようと、恵比寿ガーデンプレイスに出掛けました。武蔵でロースかつをいただきます。心身の状態がいまひとつののせいか、脂身がきつく感じられます。ひれにしておくべきだったのでしょうか。そもそも、とんかつという選択が誤っていたのかもしれません。
そして東京都写真美術館で「液晶絵画」展。液晶ディスプレイやプロジェクターによって映し出される映像作品の展示です。地下の会場ではやなぎみわの少女二人と老女の仮面をつけた少女二人が戯れる映像が印象的です。少女達も歳を重ねて行っちゃうと誰でも老女になっちゃうんだと思います。巣鴨の街の人達も少女だったころがあったのです。死んだウサギが朽ちていく様子、果物が黴びていく様子を早送りしてみせるサム・テイラー＝ウッドの作品にも生きるがゆえに、その先にあるものを感じさせてくれるものです。アクオスも沢山、展示されています。
2階には森美術館でも個展が開催されたビル・ヴィオラの裏表から見られる初期の作品などが展示されています。ブライアン・イーノの映像展示はラフォーレ原宿でも見ています。今日は人が少なく、時には薄暗い部屋の中に一人だったりしたりもして、アンビエントな映像と音楽を堪能してきました。フェルメールの作品になりきる森村泰昌の作品もあります。
「東京都写真美術館ガイドツアー」があるというので、ついでに参加して機材搬入用のエレベーターに乗ったり、館長室に行ったりしてきました。面白いものが見られるかなとも思ったのですが薄味でした。美術館に送られる花は造花でなくてはならないとのこと。作品を大切に保存するために必要な事だということです。