MUSICS

大阪から戻ると郵便受けに岩波書店から出版された大友良英の本「MUSICS」が届けられていました。中はまだ、ちらちらと見ただけなのですが、講演の記録などノイズ、うた、ジャズ、音響などについて語られた/書かれた興味をそそられるものがたくさん詰まっています。包装紙のようなカヴァーを開くとDVDが出てきます。このDVDには昨年、京都精華大学で行われたONJO+遊びの会のライヴの映像が収録されています。最近のONJOの独特な音響空間はTVの画面では十分には感じ取る事は出来ないのが残念です。ヘッドフォンでの疑似5.1ch再生ではなくちゃんとした再生装置が欲しくなります。知的障害者を交えたセッションがこれまた面白いものです。ONJOは現代のフリージャズの最前線にいると思うのですが、フリーとはいいながらもいかに拘束された演奏であるかがこのセッションから伺えます。


ところで７月７日はクールアース・デイとかいうらしいのですが、地球の事を考えるのは良い事ですけど、エコがブームとなり、政治や金儲けに利用されている感が否めなくて、馴染めない今日この頃ではあります。今頃になって何を言っているのか、と個人的には思うのです。