ゆるゆるな日々 - はてダ版

はてなダイヤリー時代の日記を移行しました。新ゆるゆるな日々はこちら→ http://petsounds.hatenablog.com/

映画の日

銀座松坂屋裏のヴァニラ画廊で山口椿展「etoile collage」。作家でもある山口椿が描く淫靡な素描の展示です。未成年は見られないようです。誰もチェックなどしていませんが。
その後、銀座シネパトスに行ってみますと瀬々敬久監督の「泪壷」が初日で舞台挨拶があるという、しかも映画の日で1000円なので、みてみる事にしました。銀座シネパトスは時代から取り残されたような風情の地下の通路にある、時折、地下鉄のゴゴゴゴゴという音が聞こえてくるいい感じの小屋です。舞台挨拶は監督の瀬々敬久、そして小島可奈子いしだ壱成佐藤藍子です。
LOVE CINEMA SHOWCASE VOL.4夜はポレポレ東中野のレイトショー「R18 LOVE CINEMA SHOWCASE VOL.4 ピンクに映る、オンナのトキメキ。」を見てきました。これまた、映画の日なので1000円ぽっきりです。上映は佐藤吏監督「つまらないあたしのどうでもいい物語」と堀禎一監督「笑い虫」です。今日は平沢里菜子、葉月螢、堀禎一、佐藤吏の舞台挨拶が上映前にありました。葉月螢は瀬々敬久のピンク時代の作品にも出ています。最近では水族館劇場の女優として、野外に組まれたアジトのような小屋の舞台で演じる姿を見る事は度々ありましたが、スクリーンで見るのは久しぶりです。
ピンクに出てくる人達はみんな不器用な生き方をしていて、それが愛らしく見えてきます。見た後、切なさが残るのですが、また見てしまうのです。「泪壷」の方は個人的には、切なさが足りなかったかなと感じます。R15とR18の違いということでもないと思いますが。瀬々敬久監督の「羽田へ行ってみろ、そこには海賊になったガキどもが今やと出発を待っている」のうらぶれた羽田の風景が印象に強く残っているからかもしれません。
それにしても、意識した訳ではないのですが、今日はエロな一日なのでした。