筒井康隆

三軒茶屋には三軒茶屋シネマと三軒茶屋中央劇場という都内でも少なくなったロードショー公開された後に作品を上映する二番館が２軒もあります。どちらも年季の入った、言い方を変えると昭和の時代を感じさせてくれるいい風情の小屋です。今日は三軒茶屋シネマで筒井康隆原作アニメである細田守監督「時をかける少女」、今敏監督「パプリカ」が同時上映ということで２作品一気に観てきました。どちらも見ようかと思いつつ、見そびれていたものです。
「時をかける少女」は何度か映像化されています。全てを観ている訳ではないのですが原田知世のものが強烈に印象に残っています。アニメの「時かけ」は原作の20年後の設定で作られたものということで、主人公は芳山和子の姪として現れます。今時、こんな無邪気な、青春している女子高生がいるのかとも思いつつはまって見てしまいました。DVDも今月発売されるようですが、どうしましょう。
「パプリカ」の音楽は平沢進ということもあり映像、音ととも愉しませていただきましたが、見るならバネの音がきゅうきゅう鳴る場末の小屋ではなく、設備のちゃんと整ったところでみたほうが、音像が脳内を刺激してくれて良かったのかもしれません。