万世橋駅
5月で閉館となる神田須田町の交通博物館に行ってきました。旧万世橋駅遺構特別公開が行われているのです。予約数完了だったり休館日だったりで3度目の挑戦になります。休日に早起きして出掛けるなんて何年振りでしょうか。いつも出歩くのは昼を過ぎてからですから。
かつての万世橋駅は中央線のターミナル駅とし位置づけられていて、後に東京駅も手掛ける辰野金吾が設計を手掛け、駅舎内には1等2等待ち合い室、食堂、バー、会議室等が設置される堂々としたものだったようです。東京駅の開業、関東大震災での焼失を経て、単なる通過駅となり規模も縮小され、廃止されたようです。今でも残る万世橋の構内を見ることができるのです。洞窟の中のような中央線高架下の内部に入り旧万世橋駅の歴史を描いた短い映像、そしてホームへの階段を使ってガラス張りの内側からプラットホームを覗くという15分ほどのツアーです。興味深いのですけれどゆっくりとは見られません。