ゆるゆるな日々 - はてダ版

はてなダイヤリー時代の日記を移行しました。新ゆるゆるな日々はこちら→ http://petsounds.hatenablog.com/

文学に描かれた世田谷

世田谷文学館に来館した寺山修司、中井英夫、永井荷風、江戸川乱歩の各氏。新宿線京王線で蘆花公園まで移動。かつて北烏山に住んでいたこともありまして、芦花公園駅はしばしば利用しておりました。あれから大分経ちますが駅の北側の風景はあまり変わってはいないようです。南側はかつてあったスーパー・サミットのあった辺りは再開発でマンションが立ち並ぶようです。
世田谷文学館では第7回世田谷フィルムフェスティバルに併せて、映画資料展「世田谷ハリウッド」が開催されています。世田谷に住んでいる、住んだことのある映画作家に関するポスター、シナリオなどが展示されています。世田谷には東宝の撮影所があり多くの作品が作られてはいます。黒澤明大林宣彦山田洋次成瀬巳喜男寺山修司、そして犬童一心黒沢清まで、世田谷に関係するというだけでこれだけ集めてしまうとはとうところに感心してしまします。黒沢清とかよく見かけたりしましたが、、、、
世田谷文学館の常設展示展は「文学に描かれた世田谷100年の物語」。徳富蘆花が世田谷の粕谷に住まいを構えて100年ということです。常設展は11月にリニューアルされているようですが、ここは今日、初めてなので、以前がどうであったのか分からないのですが、、こちらでは世田谷に関係のある作家、作品が世田谷の風景の写真などとともに紹介されいています。萩原朔太郎江戸川乱歩林芙美子植草甚一森茉莉など世田谷に住んだことのある作家、作品に登場する世田谷をこれでもかといういうくらい集めています。普段見慣れた三軒茶屋世田谷線沿線などの街の風景が作家やその作品とともに見せられると、また新たな想いがあります。小栗虫太郎三軒茶屋に住んでいたこと、海野十三も近くの若林に住んでいたことなど新たな発見もありました。寺山修司はこちらでも紹介されています。
人形作家・石塚公昭の写真展「SETAGAYA 作家のいる風景」も同時開催されています。永井荷風江戸川乱歩中井英夫寺山修司ら人形たちが世田谷の風景ととも撮影された作品は怪しく秀逸です。
下北沢を経由して帰宅。