明日はお立ちか

[音]とうようズ・デイ
中村とうようが亡くなって３年が経ちます。まだ編集長をされていた頃から「ミュージック・マガジン」は読んでいました。興味の中心はロックと言われる音楽ではあったものの、その一方で世界中の大衆の音楽に興味を持ち貪欲に聴いていたのも、たかが一読者ではありましたが、影響を受けていたんだなと思います。音楽を通じて社会を見てやろうとか考えていたものです。
亡くなったという情報はtwitterのTLから知ったと思います。自ら命を絶ったいうことも含め驚いたものです。その前から身辺整理のような事をしていたようではあったので彼なりの人生の締めくくり方でもあったのかともその時は思ったものでした。
東京ミッドタウン内にある武蔵野美術大学デザイン・ラウンジで開催され「とうようズ・デイ」に行ってきました。毎年、中村とうようの命日には行われてきたのですが、行く機会に恵まれず、今回が初となります。
今回は武蔵野美術大学に寄贈された中村とうよう所蔵の蓄音機でSPレコードをかけるという企画です。会場の壁には若い頃の中村とうようの写真が映されています。司会は田中勝則、そしてゲストは萩原健太です。会場には湯川れい子の姿も見られます。
かつて中村とうようのレコード寄席というのがあって、そんなのを観に行ったこともあったななどと思い出しながら聴いていました。生のSPレコードの音を聴くのは久しぶりかもしれません。こんなにいい音がするものなのだと改めて驚かされます。


東京ミッドタウンの庭に立つゴジラに挨拶をしてから帰宅。