しょうけい館

九段には英霊を祀るとされている靖国神社をはじめ戦争に関連する施設があります。九段下交差点の近くにしょうけい館というものがあります。別名を戦傷病者資料館といい、戦争により負傷した戦傷病者やその家族の戦中・戦後の体験の証言、資料を収集し展示し、戦争の悲惨さを伝える国立の施設です。入場は無料です。しょうけい館を紹介するDVDももらえたりします。
義手、義足なども展示されています。関連の図書も閲覧できるようになってます。圧倒されるのは痛々しい戦場の様子を人形などで生々しく再現している野戦病院のジオラマです。劣悪な環境での辛さ苦しみがじわりじわりと伝わってきます。苦しみは本国に戻ってきてからも続きます。生きていくために負傷した人が使っていた工具なども展示されています。江戸川乱歩の短編小説「芋虫」を元にした若松孝二の映画「キャタピラ」を思い起こします。何はともあれ戦争は嫌なものです。
しょうけい館について (10分58秒）


そんな戦争を他国と一緒になり行っていくことになりそうな、集団的自衛権を行使容認する憲法解釈が閣議決定が安倍内閣によりなされました。重要な決定を国民に問うこともなく、理解できるような説明を十分することもなく行われてしまいました。
午後はこのような安倍政権のふるまいに対して抗い声を上げる怒りのドラムデモに入ったり出たり。