文化庁メディア芸術祭を観に行きました。まずは昼食でもとろうかと東京ミッドタウンへ。ここでもメディア芸術祭の作品、時折織成「落下する記録」が展示されています。ICCでも観られるもので横にして並べられたオープンリールテープレコーダーからゆっくりとテープ降りていき、ある時点になると一気に巻き戻すというもの。その際の音がまた面白い。本会場である六本木の国立新美術館に行くとさらに大きなこの作品が展示されておりました。
観て回っての感想はというとメディアアートというと最新の技術を活用したものが多いという印象がありますが、受賞した作品はプリミティヴなものが、とりわけエンターテイメント部門には多く受賞していたようにみられました。宇治茶の劇メーション「燃える仏像人間」などはその極みかもしれません。トラックボールを動かすとスクリーンに映された人の目がそちらを向く作品とか、地名をいれると名所などの情報を取り込んで校歌を作ってくれるサイトとか馬鹿馬鹿しくも面白いものが気になりました。
YCAMで展示されていたスポーツタイムマシンにはやってみた人が記入する用紙には大友良英やSachiko m、江藤直子(うら潮騒のメモリーズとも書かれてる)の名前も見られます。